よくある質問コーナー
よくある質問コーナー
出産後、母乳はいつ出始めますか?
答え:ほとんどの母親は、出産後数時間以内(自然分娩でも帝王切開でも)に初乳が分泌され始めます。
初乳:出産直後から出る黄色くて濃い母乳で、抗体が豊富に含まれており、新生児の免疫を高め、感染予防に重要です。量は少ないですが、新生児の小さなお腹には十分です。
移行乳/成乳:通常、出産後2〜5日目から分泌が始まり、その後数日かけて量が増えていきます。
⏱ 母乳の分泌が早いか遅いかは以下の要因に影響されます:
・出産直後(できれば1時間以内)から頻繁に授乳し、肌と肌のふれあいを行うこと
・母子の健康状態(例:出血が多い場合や早産は母乳の分泌が遅れることがあります)
・母親の精神状態:ストレスや不安は母乳の分泌を妨げることがあります
だ母乳が出ないときはどうすればいいですか?
答え:母乳は通常、出産後2〜5日以内に分泌され始めます。最初の数日間で量が少ないのは正常です。以下の方法で母乳の分泌を促しましょう:
早期かつ頻繁な授乳 ・可能であれば、出産直後1時間以内に授乳を開始 ・1日あたり8〜12回以上授乳(夜間も含む) ・赤ちゃんの欲求に応じて授乳し、1回の授乳時間に制限を設けない
肌と肌のふれあい(スキンシップ) ・できるだけ多く赤ちゃんと肌と肌の接触をする ・オキシトシンという母乳分泌を促すホルモンが活性化される
授乳姿勢と吸着の確認 ・適切な吸着は赤ちゃんがしっかり飲め、母親の痛みも防げます ・必要であれば医療スタッフの指導を受けましょう
赤ちゃんがうまく吸えない場合は搾乳を ・手搾りまたは搾乳機で2〜3時間おきに搾乳し、母乳分泌を刺激する ・搾った初乳はスプーンやカップで与える
十分な休息と栄養摂取 ・母親はしっかり休養を取り、バランスの取れた食事と水分補給を心がける ・ストレスを避ける(精神的緊張は母乳分泌を抑制します)
🔔 医師に相談が必要な場合: 出産後5〜7日たっても母乳が出ない、または非常に少ない場合は、母乳育児アドバイザーや医師、助産師に相談してください
答え:影響はありません。ほとんどの抗生物質は、赤ちゃんの成長に悪影響を与えず、安全に授乳を続けられます。特別な場合には、医療スタッフが指示をします。
答え:はい。母乳には新生児に必要な栄養、水分、抗体がすべて含まれており、特に生後6か月間は完全栄養です。
答え:必ずしもそうではありません。食事が十分でない場合でも、体はまず赤ちゃんのために質の高い母乳を優先的に作ります。ただし、母親自身の健康と体力を保つために、適切な栄養と休養が必要です。
帝王切開後、食事制限は必要ですか?
答え:いいえ。母体の回復のためには十分な栄養が必要です。ただし、消化に良く、食べやすいものを優先するとよいでしょう。
授乳は時間を決めてするべきですか?それとも赤ちゃんの欲しがるときに?
答え:赤ちゃんの欲求に応じて授乳する「オンデマンド授乳」が最も理想的です。赤ちゃん自身が自然に回数や間隔を調整します。時間に厳格である必要はありません。
赤ちゃんが十分母乳を飲んでいるか、どうやってわかりますか?
答え:
・生後5日以降、おしっこが1日6回以上出ている
・生後1週間以降、体重が順調に増えている
・授乳後に満足してよく眠る
母乳育児はどのくらい続ければいいですか?
答え:
・生後6か月間は母乳のみが推奨されます
・その後は離乳食と併用しながら、2歳まで、または母子が希望する限り続けられます
母親が風邪やインフルエンザにかかったら授乳をやめるべきですか?
答え:やめる必要はありません。母乳には赤ちゃんを守る抗体が含まれており、安全に授乳を続けられます。マスクを着用し、手洗いを徹底し、十分に休息しましょう。
働き始めた後も授乳を続けられますか?
答え:はい、可能です。
・搾乳して適切に保存し、保育者が哺乳瓶で与えられるようにする
・朝晩と週末は直接授乳を続ける
・搾乳器など必要な道具を準備し、保育者と授乳方法について共有しておく
いつ粉ミルクを補うべきですか?
答え:医師の指示がある場合のみです(例:赤ちゃんが十分飲んでいても体重が増えない、母親が治療のため一時的に授乳を中止する必要があるなど)。できる限り母乳分泌を支援する方法を優先します。
答え:初乳は出産後2〜3日間に分泌される黄色くて濃い母乳で、抗体が豊富で新生児の免疫力を高め、感染症から守ります。
答え:はい。母乳には6か月間の成長に必要な栄養、水分、抗体がすべて含まれています。
答え:いいえ。母乳だけで十分な水分と栄養が摂れるため、生後6か月までは水を追加する必要はありません。
答え:いいえ、誤解です。母乳は赤ちゃんにとって最適な成分で構成されており、粉ミルクよりも消化がよく、成長に合わせて自然に変化します。
答え:はい。研究によると、母乳の成分は赤ちゃんの年齢、性別、健康状態によってわずかに変化することがあります。
答え:はい。赤ちゃんと離れるとき、乳腺が詰まっているとき、母乳を維持したいときなど、手搾りや搾乳機の使用が役立ちます。
答え:−18℃の冷凍庫で最長6か月保存できます。解凍後は冷蔵状態で24時間以内に使い切り、再加熱は避けましょう。
答え:頻繁に授乳し、マッサージをしながら温めたあと授乳する、残った母乳をしっかり搾乳する。発熱がある場合は受診をおすすめします。
母乳育児は赤ちゃんをママに依存させすぎますか?
答え:いいえ。母乳育児は親子の絆を深めますが、過度な依存にはつながりません。乳児期はスキンシップが情緒発達に重要です。
家族が母乳育児を支持してくれない場合は?
答え:母親には正しい情報が必要です。母乳育児のメリットを理解してもらうために、専門家(助産師や育児相談員)に相談するのもよいでしょう。
公共の場で授乳するのは恥ずかしいですか?
答え:いいえ。授乳は自然な行為であり、社会的にも尊重されるべきです。必要に応じて授乳ケープなどを使えば、プライバシーも保てます。